勝手がお好き!!~徒然満載

ゲーム依存症の創作好き

余命1か月


突然ですが、父の死ぬまでに残された時間です

本当に始まりは静かに来た
定期健診で肝臓の数値が悪いから精密検査をしてみよう
それが11月の話
検査をしてみたら他に2か所目立つしこりがある
ということで12月かけて全身検査
それが、ついこの間
がんなら、ステージ4で半年、抗ガン使って1年半の命と言われた

だったら半年、抗ガンに使うお金で好きに過ごしたら?
渋面で断りをいれられたけど
そんな話をした矢先だった

気道から管を通して肺まで持って行き
細胞を取ってガン確定かの検査をした
その日から咳が止まらない
3日目で体が動かなくなり救急車を呼んだ

昨日、入院の荷物を持って行き
今日も何やら母はでかけていった

夕方電話が来た
娘さんですか
お母さんの電話が通じないので
お話いいですが?

実はお父さんの体は全身転移してて
余命1か月から長くて3か月と思われます
本人のいる前でしたので

「ちょ、ちょ、まって母に変わるから」

母に変わってもらいその場は逃げる

その後、母は半泣きで父に事実を電話で告げ
家に帰って死んでほしいと訴えてた


困ったことに、私は人の死で泣いたことがない
モライナキっぽいのはしたことあるけど
きほん悲しんだ涙じゃない

テレビのドキュメントでほろりとよくなく私は
現実では泣けなかったりする

死に感慨がないというのもある
現実逃避が過ぎるのもある
 
 
とにかく今も泣けそうにはない
まー、今更、人にどう思われても仕方ないしいいのだが

考えていたら
小学4年で転校した時のことを思い出した
その時、担任も丁度転勤だった

先生も悲しくなるから
みんなも泣かないでね
そういって始まったお別れの言葉は
終わるとき、生徒も先生も涙していた

私だけが泣いていなかった

平然と帰ってみせた途中
人の家の会談で
人生で一番だと思う
これでもかというくらい泣いた

あれから泣いたのは
気が触れて精神が完全に壊れることになった
初彼氏と別れたときくらいか・・・

やっと正常になってきたのに
また疲れる話だなと思いつつ

やはり涙がでそうにない自分に呆れつつ
きっと葬式の夜も時間ができたら
ゲームしてそうだなぁ・・・と今から思っている