勝手がお好き!!~徒然満載

ゲーム依存症の創作好き

魔法使いになりたくて 30.5

ガバッと起きるカシオネ。
「ふーっ、これで一週間か」
とカシオネは独り言を言う。あれだけ大事にしたいのに夢でミラーを犯す。相手の気持ちも聞かずに無理やり…
「たまんないな…」
たぶん、自分はミラーを愛しているのだ。おそらく、ミラーも少なからず、思ってくれていると感じる。それだけに夢は夢で終わらし時たい。ミラーは自分の気持ちに気付いてないのだから…それでもこの欲求をごまかさないことにはカシオネはゆっくり、寝れそうになかった。




「ラル、初めてなんだが、遊ぶのに適した女はいないか?」
遊ぶ事で知られているクラスメイトに声をかけるカシオネ。
「珍しいな、真面目一筋かと思ったが彼女でも作ったらどうだ?より取り見取りだろう?」
「それだと後腐れが残る…経験だけしたいんだ」
「後腐れのない女ね…とびっきしのがいるぜ」




「ミラーお休み」
「うん。カシオネもお休み」
そういいながら牧場に足を運ぶカシオネ。わざわざミラーの2号棟までは一緒に行って引き返してきたのだ。
「まさか外に呼び出されるとは思わなかったよ。俺はカシオネ。なにぶん初めてなんでお手わらやかに」
「私はカサンドラ=テキシーヌ。どっちで呼ぼうと構わないけど遊び連中からはテキと呼ばれることが多いわ。12年生よ。どれぐらい勉強してきた性のこと?」
「全くの無知だ。学校でやる勉強なら沢山してきたが、見たことなら家である。その程度かな」
「あら、オープンな家ね。でも無知なんてかわいい。久しぶりに燃えそうだわ。半年頂戴、男にしてあげる」
「半年か…結構、長いな」
「独房いりが怖い?」
「それもあるが…知られたくない奴がいる…」
「好きな子がいるのね。そのこのため?」
「と言うより自分の欲求不満が怖い」
「そのこを傷つけたくないってことね。まずは童貞はずしましょうか。下手でいいから来て」
そう言われて、カシオネは口付けをしながら服を脱がしていった。胸をもみながら適当に体にキスをする。だんだん下がっていった体は女の部分を口付けし膣に指を差し込む。硬かったそこも、弄っているうちに濡れてきた。
「そろそろ我慢限界でしょう?来ていいわよ」
と笑うテキ。
「ああ、すまない」
だが上手く入らない。こんなに難しいのか。
「焦らないで、ゆっくり冷静になって」
深呼吸をするカシオネ。カシオネのものは静かに女に沈んでいった。さほど上下運動もしないうちに中に放ってしまった。
「まじ、情けねぇ。しかも避妊薬、飲んでもらうの忘れてた」
「飲んでるから安心して。確かに初めてらしいはね。これで惚れられてたら、かわいいのだけど…授業はこれからよ」




女が口付けをしてくる。
「舌を絡めてきて」
というが、くらくらするほどに上手い。気を抜けばされるがままになりそうだった。そこは男の意地で言われたとおりに絡めて行く。
激しい口付けが五分は続いたか…
「真似できるようだったら真似してきて」
そう言って耳を舐められる。
「気持ちよくしてあげる」
とささやかれ、今度は耳を軽く噛まれる。そのまま口付けは両首に達し手は乳首を弄ばれていた。その間に肩を舐められ、乳首を舌で転がせる。引っ張られて
「いてっ」
と思わず声。
「すぐに痛みも快楽に変わるわ」
そう笑うと舌は腰にはっていく。ぞくっとする感覚が起きる、そのままへそまで嘗め回される。まねする何処ろじゃない。感じすぎる体が悲鳴をあげそうだ。そのまま男を掴まれ二度目を達した。
「あら、これからなのに」
とからかい声のテキ。完全に弄んでいる。そのまましごかれたと思うと口に含まれる。片手で支えられ片手はアナルへ…
「おい、そこは!」
「性感帯があるの。女も同じだから一度感じておきなさい」
そのまま口にほうばるテキ。感じすぎて、何がなんだかわからないまま三度目をいくカシオネ。




しばらく、ぼーっとしてた。
「今日の講習はこれくらいにしといてあげる。耳から首にかけて、へそや腰までは人によって感じるところが違うから探せたらそっちは一人前よ。来週は女の部分教えてあげる。それまでに二、三人できれば抱いときなさい」
そう言うと服を着てさっさと行ってしまうテキだった。
「冗談だろ…おい…すげー、女」
だが言われたとおり、カシオネは次に逢うまでに三人の女を抱いていた。




「ここがクリトリス。私なんか出てるほうだけど隠れちゃってる子も多いわ。とても敏感だから優しくむいて愛撫して指先だけで気を失わすこともできる女だけの性感帯。痛みしか感じない子も多いけど痛みさへ快楽になるわ。そこまで仕込めばね。下はまんこ何処も感じやすいけどやっぱり膣ね。男が入ってくる場所。中にGスポットがあるわ。指で触れる場所、抜き差しするより指の関節で動かしたほうが感じるわ。アナルは自分で体験したでしょう?男を突っ込んでもいくようになるわよ。女は嫌がっても体は正直だから。だけど感じるようになるには開発が大変ね痔になったりするし嫌悪感しか感じない子もいないわけじゃない。それから女は感じると尿道から潮を分泌するわ」
「本当に講習だな」
「上手になれるかは貴方の才能と経験次第だわ」
「来て…いかせてよ」
カシオネは言われるとおりに抱いてみた。
「上手よカシオネそこ、そこをもっと苛めてお願い」
いった感じを受けたが、カシオネはそのまま入っていく。上下運動もゆっくりから激しく。それもテキの指示だ。
「二度目でいかされたのは三人目よ。カシオネ貴方悪くない」




それから後腐れのない女を何人抱いたかわからない。テキは体位を変える方法まで教えてくれていた。そして半年が過ぎる。
「いい生徒だったわ。素直なのがいい。知らなかったのもよかったかもね」
胸をつーと指でなでおろして
「訳ありじゃなかったら卒業までの彼にしたのに」
と笑うテキ。
「それは…」
「困るのでしょう…半年、彼女に知られないようにするのも至難の業だったでしょうしね」
「彼女じゃない親友だ」
「どっちでもいいわ。少し名が売れてるわよ。気をつけなさい。女から寄ってくるわ」
「きっぱりこれで止める。噂もすぐ収まるさ」
「経験さへ積めれば良かったってことか」
「後、どうしょもなく欲情してて、抑えたかったかな。だけどもう大丈夫だと思う」
「その欲情した相手を抱いちゃえばいいのに。今の貴方ならすぐに虜にできるわよ」
「大切なんだ。相手が気付くまで、そっとしてやりたい」
「羨ましいわね。本気になれる子がいるっていうのは」
「テキ、あんたなら本気になる男は…」
「本気になる男はいても本気になれる男はいないの。好きだった人を魔王の戦いで失ったから…穴埋めしてるだけよ。でも、どうせなら楽しまなきゃね。だから、こんな真似してる」
「そっか…あんたも、魔王の犠牲者の一人なんだな」
「もう何年も前の話だわ」
そうして二人の縁は切れた。




ミラーと学習していると四人ほどの女の子が来て言う。
「私達を一度でいいから一人ずつ抱いてください」
カシオネは露骨に嫌な顔をした。
「廊下で話そう」
と言って女の子達を連れて出る。ミラーはあっけにとられたものの勉強に戻る。すぐカシオネは帰ってきて勉強に戻った。だが、その四人は日参した。
「追い返してるんでしょ。よく懲りずに来るね」
「全くだ」
そして廊下に出る。そして女の子が言う。
「カシオネさんが女の人、沢山抱いてたの知ってます。廊下にくるのはあの子に知られたくないからですよね?」
「抱いてくれなかったら、ばらしてもいいんですよ?せっかくの親友関係もだいなしですよね?男の子とそんな仲にならないのは、潔癖なところがあるのでは?」
「…わかった。俺の負けだ。日時と場所指定しろ。その代わりミラーに喋ったら殺してやる」
あまりの迫力のすごさに女の子は喉を鳴らす。
「しゃ、しゃべりません。願いだけ聞いて欲しかっただけ」
「東の理科室の隣の空き部屋で今夜から一人ずつ…」
「四人まとめて来とけ、こんなのは一日で終わらせたい」
四人が顔を見合わせる。
「どうせやることは同じだろうが」
その機嫌の悪さは半端じゃない。




「他のは理科室で待ってろ」
そう言って空き部屋で一人ずつ抱いていくカシオネ。四人を抱き終わったとき、カシオネはさらに不機嫌だった。
「二度とこんな気を起こすな」




だが日参してた彼女達を廊下であしらっていたのが悪かった。人に聞かれていたらしい。数日後、平和に戻ったかの二人の生活パターンが崩れる。四人は問いただされ、それでもカシオネを悪者にはしなかった。ただ事実を突きつけられ、一日独房に入ることになった。
「何したのカシオネ?独房なんて…」
「ミラーは知らなくていい」
と不機嫌に払いのけるカシオネ。ミラーは首に抱きつく。カシオネが驚く。大概、カシオネの不機嫌な時は誰も近づかない。考えてみればそれでも側に居たのはミラーだけだ。
「大丈夫だよ。ミラーは味方だからカシオネが何しても」
「ミラー…」
「約束通り側に居るから、一日我慢ね」
ミラーは授業をサボって独房の前にいた。教科書を読みながら…
「ミラー、ミラー、ミラー、愛してる」
自分のしたことの後悔とともに、絶対に白魔術師にするまでミラーを傷つけまいとカシオネは思う。ミラーはミラーできっと、あの女の子達をカシオネは抱いたんだな。だから独房いれられたんだろうと予測はついていた。知らなくていいと言うからしらない顔をしてればいい。それがカシオネの望みなんだから忘れようと思った。




カシオネが独房からでてくる。ミラーをみつけて
「ミラー本気で一日居たのか。授業もさぼって?ベッドにもいかずに…」
「うん。教科書は読んでたけどね」
とぺらぺら振る。
「それが約束でしょう?」
とこともなげに笑う。
「ミラー、俺のこと好きか?」
「うん。大好きだよ?」
と平気で言う。ため息をついて
「例え俺が汚れていても好きでいられるか?」
「?カシオネは綺麗好きだよ。そんなこと知ってる」
「そう言う汚れてるじゃなくて…例えば人を殺していたら…」
「理由なく、カシオネが人を殺すことなんて無いよ。もしそこに悪意があるなら、ミラーが止める。止められなくても側に居る。一番傷つくのはカシオネ自身だと思うから。それが親友でしょう?」
カシオネが抱きついてくる。
「ミラー、ミラー、ミラー」
「どうしたの?カシオネ。独房辛かった?」
と頭をなでる。辛いのはお前が成長して、俺への気持ちを気付いてくれるのを待つことに他ならないとカシオネは思う。




マシャルを超えるまでと言っていた。それまでにどれほど月日がかかるだろう。でも、次に抱くのはミラーだ。他の女じゃない。それだけは心に秘めて誓った。








30
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31
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1
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4.5
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17
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本編終了 継続あり

上級生偏
25
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30.5
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白魔術学校偏
32
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35-カシオネサイド
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社会人偏
36
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38-エンジェルサイト
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交流偏
39-1
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39-ミラーサイド
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39-カシオネサイド
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67終
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外伝 エンジェルとトワイヤル
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カルラナ偏
68
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82終
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転生編1-1
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転生編2-1
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転生編 3-1
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転生編 4-1
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転生編 5-1 
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転生編6-1
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転生編 7-1
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転生編 カシオネ
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転生編 ミラー
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終章
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