勝手がお好き!!~徒然満載

ゲーム依存症の創作好き

魔法使いになりたくて 52

ミラーが上着を脱ぎ。胸を絞る。子供が生まれたのだから当然なのだが胸が張って仕方がない。ビンにミルクを搾り出していた。届けてもらえば飲ませてもらえるのか?そんなことも考えるが、雑菌が入ってても困る。捨ててしまうのが無難だろう。




鍵が開く音が聞こえて慌てて上着を着る。最近やっとカシオネは落ち着いてミラーを求める回数が減ってきたばかりだあまり破廉恥な所は見せたくない。




それでも上着のボタンを全部閉めれずに中に入ってこられてしまった。合鍵を作るのが早かったかもしれないと、ちょっと後悔するミラー。
上着なんて脱いで何して…」
ミルクの入ったビンを見て
「考えてみれば急にでかくなった胸には、これがつまってるんだよな…」
とビンを振る。
「あまりカシオネに見せたい姿じゃないものこっそりやってたんだけど…」
「子供に授乳している姿なら様になるがな。張るときついのか?」
「少しだけ…」
そういうと上着を脱がしだす。
「ちょっとカシオネ」
「楽にしてやるよ」というと
かなり強く胸を絞りながら強く乳首を吸いだす。カシオネの喉が鳴る。飲んでるのだ。
「親が飲んでどうするのよ馬鹿…」
いったん口を離すと乳首をもてあそびながら
「すでに味覚の訓練が始まってる。ミルクは届けても捨てられるだけだし…自分を慰めてるようで見てられないよ」
そう言うと今度は反対の胸に行く。
「もう、だからこっそりやってたのに…」
ミラーはしばらくカシオネのしたいようにさせていた。胸が随分楽になる。口付けされて、衣類を脱がされていく。
「あんまり美味しいもんじゃないが、燃えるには充分だな」
「毎日なんて考えないでよ。いつまでも胸が張り続けるのはごめんだから」
「そっか吸う限り分泌するんだな…難しい」
その夜、胸を中心に責められたミラーだった。




一週間くらい続いたが、胸が張らなくなった。触ってもわかるのだろう。カシオネもぴったりとやめた。抱き寄せて
「ごめんな」
と耳にささやかれる。
「覚悟してたことだから」
「辛いだろうけどまた張ったら自分でできるか?」
「もともとそのつもりよ」
と笑った。



カシオネの一週間は体にはっきりと効いた。本来ならもっと授乳時期は長いのだが吸われていたものが、吸われなくなったことで体が終わりを感じ取ったらしい。ミラーの胸はもとの大きさにほどなくして戻った。サンドラが子供が吸わないとそんなに早く戻っちゃうのね、とびっくりしたくらいだ。まさかカシオネが吸っていたとは言えない。ただそうだね。と笑うミラーだった。




カシオネがフォレスト家に戻って帰ってくる。
「どうだった?」
「元気だったよ。お前に似て気が強いな」
「カシオネだって気は強いと思うけど」
「俺のは気が強いんじゃなく、自分に裏づけがあって自信を持ってるだ」
「ひとつ間違えば自信過剰ね」
「そんな頃もあるかもしれんが、それだけの努力はしてきた」
「そうね、カシオネには追いつけなかった。カルラナは今何してるの?」
「それは聞かないほうがいい。引き取りに行きたくなっちゃうぞ」
「…見てきてって言ったのに…それだけ厳しいってことか…」
「何を言われても泣かない。癇癪は起こしてもやりとげる。間違いなく俺たちの子だ」
「うん」




それから三ヶ月くらいは静かだった。お互いの鼓動を聞いて寝るような生活が続いてて、ミラーも狩りに専念していた。それが急にカシオネがまた求めだした。一週間ぐらいは何も言わず応えてたが、様子がおかしい。
「カシオネ何かあったの?求め方が激しい」
「嫌か?」
「嫌じゃないけどおかしいと感じる」
錬金術室に美人がひとり就任してきた」
「それは知ってる…浮気でもしたくなった」
「そんなつもりはないが…猛アタックかけられててな。挑発的で俺の男の部分が相手を欲しいと感じる」
「受け入れるつもりはないが熱が残ってて欲しくなるんだ。すまない」
「毎日、何度も求められるときもあった。今更、謝ることはないけど…きついの?」
「正直、きつい…ミラー以外いらないつもりなのに…男ってのは難儀だな。それに錬金術の邪魔なんだ。思うような成果がでなくって苛立ちもある」
ミラーがしばらく考えて
「なら…休み取るから抱いてよ。…その…錬金術室で…」
「…俺は平気だが、お前にはかなり抵抗あるだろう。もともと嫌がるのを口付けから仕込んでいったくらいだ。部屋の中じゃ死角もないぞ。人数もいる」
「何年前の話よ。抵抗はあるわよ。ないわけがない。でもそれくらいしなきゃ、その子は諦めないでしょう?」
「それで諦めてくれればいいんだが…無駄骨かもな。それでもいいか?ミラーを求めて?」
「なんか目が輝いてない?」
「当たり前だ。こんな魅惑的誘惑は俺にはない」




その日は朝から休みを取り、ただじっとカシオネの後姿をみていた。カシオネの錬金術が一区切りついて…自分を呼べる時間があるのかもわからない。女は綺麗だった。ミラーより若いし、髪飾りでUPして、首にはネックレス。胸の開いた服、研究衣を羽織ってなければ、ここ全員の男を魅了できるだろう。それが遠慮なく錬金術中のカシオネの横に立ってカシオネが調剤を入れたかと思うと空になった試験管をカシオネの手をとって胸に差し込ませる。そのまま女の手はカシオネの胸に差し込まれる。そこまでが限界だった。カシオネは女をハリ倒したかと思うと
「いい加減にしろ。何度言ったらわかる。俺の仕事の邪魔はするな。気も散らせるな。追い出すぞ!!」
試験管が胸で割れて血が出ている。
「カシオネが私を傷物にしたわ!!殴った上に私の胸にまで傷をつけた!!」と号泣きする。
カシオネは自分の仕事にもう専念始めて、口だけで
「試験管片付けて傷薬でも塗っとけ!」
とご立腹。危険因子登録されて以来、狩りをしても処理室に直接置いて時々カシオネの背中を見に錬金術室に入るだけだったから、二週間ほど前に彼女が就任したとは知っていたが、気にもとめてなかった。まさか毎日この騒ぎが続いていたとしたら、そりゃたまらないだろう。ストレスの塊だ。他の錬金術師が慰めて試験管を取り除く。それこそ下心みえみえなのだが女は素直に甘えている。傷薬を塗って…カシオネの首に抱きつく。さすがのカシオネも手が止まる。
「抱いてよ彼女の前で。傷ものにした罰」
とわざわざミラーの顔を見て言う。はがいじめになった手を無理やりはがすと
「いい加減にしろ。ミラーが俺の女だ。お前は違う。邪魔するなと言ったはずだ。本当に追い出すぞ」
「何よ。こんなみすぼらしい女に負けなきゃいけないわけ?失礼しちゃうわ」
と言うとやっと自分の仕事を始めたみたいだ。それが朝の間に起きたできごとで三時間ほどたつとカシオネの仕事は一区切りつき、片づけを始めた。




「ミラーおいで」
とカシオネが言う。錬金術の釜の前で押し倒されて
「これを飲んで、さすがにこの状況は厳しいだろうから魅惑剤」
そう言って耳元で
「相手が欲しくてたまらなくなる」
とささやく。ミラーは言われるままに飲み干し熱い口付けを交わす。そのまま唇は首筋をはい服のボタンがはずされていく。一人の錬金術師が来て
「カシオネさん…すいません」
ミラーを見ながら
「あのこの製品が大至急いるとのことなんですが…」
「絶炎玉…騎士団の依頼だな。俺にしか作れんか」
それだけ言うとミラーのボタンをはめて
「すまない。後ろで耐えてろ」
ミラーは素直に後ろに立つ。体中が熱い。薬のせいだ。ぞくぞくする。半分震えそうな体を支えてただ耐えてたっていた。女が隣の男のとこまで来て耳打ちする。男が近寄ってきてミラーを押し倒す。反射的に
「いやーっ」
とミラーの声。カシオネが仕事を投げ出し振り向くと同時に
「闇よ光を打ち消せ」
と唱える。ミラーの放った光が消える。カシオネがミラーを抱え立たせる。
「危険因子登録されてるのを忘れたのか?手をだすな。ミラーは俺のものだ」
「さっき魅惑剤を飲ませてたのは誰だよ。立たせてるだけなのも拷問だぞ。少し楽にしてやろうと思っただけだ」
「他の男に触らせるくらいなら拷問でいいんだよ。ミラーも耐える」
「ちっ、俺はロザンナに頼まれただけだ」
そう言うと釜の前に戻る。
「ったく最初からやり直しだ」
そう言って仕事に取り掛かるカシオネ。昼休みの間も二人は錬金術室に残り出来上がったのが3時頃だった。カシオネはミラーを引っ張ってきて愛し始める。ミラーはやっと力をぬいて調合台の上に座らさせれカシオネを受け入れる。体中を真っ赤にして恥ずかしがるミラーは、それでも、もう逆らうことはできない。周りがあっけにとられて見守る中、二人は達した。
「わかるか?ロザンナ。ミラーは俺の邪魔は絶対しない。どんな状態でもだ。だけど一つだけ耐えられないものがある。俺以外の者を受け入れる事だ。お前のしたことは錬金術室自体を危険にさらしたことになる。今すぐ首にしてもエンジェルは何も言わないはずだ。もう俺に余計な事はするな、ましてや仕事の邪魔は言語道断だ。ミラーに勝てると思うなら自分も魅惑剤を飲んで切れるまで一人で耐えてみろ」
「無理よそんなの。ミラーだってカシオネに抱かれたじゃない。切れるまでなんておかしすぎるわ」
「じゃあ、もう一回飲ませてみるか?ロザンナお前も飲むんだ。二人で何処まで耐えれるか競ってみろ。いっとくがミラーの薬はまだ切れてないぞ」
「そんなの体が壊れるわ。ミラーだって望まない」
「私はいいわよ、ロザンナさん。それであなたがカシオネの仕事を邪魔しなくなるなら耐えられるから」
「冗談でしょう。正気の沙汰じゃないわ」
「俺はどうすると聞いてるだけだ」
「正気なの?好きな女にこんな辛いまねさせて。愛してるなんてよく言えるわね」
「あいにく、それができるのが俺だ。愛し方は勝手だろう」
ロザンナは部屋をでていった。




「ふーっ、結構強烈な薬ね。こんな時間まで残ってる」
「当たり前だ。俺が調合した薬だ。普通の倍は余裕で持続する。普段は他の者に作らせてる」
「もしかして私専用?私のために?」
「途中で切れたらあの視線の中じゃさすがに耐えられんだろう」
「うん…まぁ…おそらく…まった、かけちゃうわね」
「それより本気だったのか?もう一度薬飲んでもいいって」
「本気よ。あんなはた迷惑な子。それくらいしないと納得しないかなと思って…でも逃げたわね」
「俺の愛し方は歪んでるか?」
「何故?助けてくれたじゃない。下手すれば二人目を殺してたわ。私のために仕事を投げ出したのは何回目?」
「四度だな。黒魔術師を一人で掃討しにいったときと、ドルドネに殴られたときと、子供が生まれるとき、そして今日だ。まぁ本気で自分の意志で放り出したのは子供が生まれるときだけだけど…」
「充分でしょう」
「欲のない奴だ。まだ薬効いてるのだろう?」
「うん。まだ抜けそうにない」
「抜けるまで付き合うよ。苦しめたしな。耐えてる姿は甘美だったけどな」
「なら抜けるまで見物してる?」
「無理、我慢できない。壊れるまで抱き続ける…」
「壊れないわよ。相手がカシオネなら。それより明日に響きそうだわ」
「俺は正常に仕事こなす自信あるぞ。うるさいのが静かになりそうだしな」
「カシオネ…浮気したかったらしてもいいよ」
「何故?」
「私じゃ、物足りなくない?」
「ずっと惚れっぱなしだ。やり直しがきくなら14歳のお前を抱く」
「なにそれ、カシオネの夢?」
「ああ、もう適わぬ夢だけどな」
「そうでもないよ。私達にはその頃に戻れなくても同じ記憶があるもの」
「なら記憶を犯すか」
「そうして、私も14の記憶に戻っておくわ」
「もっといい方法がある。心よ時の記憶を14歳に戻したまえ」




陸に上がるとぺタっと胸にミラーが触ってきた。
「何?」
「んーカシオネもいつの間にか男の子から男になってたんだなって」
「何当たり前のことをもう14歳だぜ。育ちざかりだよ」
「私、育ってない」
「育ってるよ。身長は10センチ近く伸びたし、胸も足も女らしくなってる」
「カシオネ?なにみてるのよ?いつどこで?」
「シャルセの古屋でだよ。無頓着に寝るお前が悪い」
「それもそっかぁ。でも六歳から一緒だもんな。少しは許して」
と舌をだして謝るミラー。
「許してるだろう。文句言ったことがあるかい?」
でも手を取り押し倒す。そのまま口付けされる。
抵抗するミラー。唇が首に移動すると
「やだ、カシオネ、怖い」
「俺、ミラーのこと愛してると思う。怖くないから、優しくするから受け入れて…それとも魔法で抵抗するかい?」
「無理、カシオネには適わないよ…私、愛してるかなんてわかんないよ」
「受け止めてみればわかる」
そう言うと再び口づけするカシオネ。震えながら受け入れるミラー。カシオネが首筋を愛撫しながら下着をはいでいく。手で胸を触りながら再び口づけするカシオネ。
「手をにぎっって」
両手を結ぶ二人。舌は胸を愛撫している。カシオネが手を離すとしがみついてくるミラー。
「怖いよ…カシオネ」
「でも抵抗はしないね。俺の愛を受け止めて」
ミラーの大事な所に指が差し込まれる。一本…二本…三本、濡れて来るのがミラーにも伝わる。
「…もう大丈夫かな?」
そしてカシオネのものが入ってくる。ゆっくりとミラーの中に…
「カシオネ?入ってる?きつい…痛い」
「うん。ごめん。これ以上は待てないかな。嫌な気分か?」
「ううん。変な気分」
「なら大丈夫だね」
動き出すカシオネ。あえぐミラー。以外に早く中に生暖かいものが入ってくる。
「カシオネ?」
「ごめんね、まだいかしてあげることはできない見たい。まだ俺が怖い?」
「ううん。胸が熱くって、とても苦しい」
「それが愛してるってことだよ。俺を求めてる」
「うん…愛してる…カシオネ」




「カシオネ…夢?」
「起きたか?そうだよ二人で共通した夢見てた」
「愛してる言ってた…今の記憶が混在してたのかな」
「いや、14の時の記憶しか残ってないはず。怖がっても嫌がっても抵抗はしなかった。本当に抱いとけば良かった」
「随分、遠回りしてたんだね。私達」
「一緒に居るのが当たり前だったからな。好きとか愛とか考える必要もなかったんだろうな。自然と側に居た」
「でも…結果は同じだよ。愛し合ってる。子供も居る。それ以上に望むものなんてないもの」
「そうだな現実は、こんなにも深い」
そういうとカシオネが口付けをしてきた。









51
http://sns.atgames.jp/diary/25434725




53
http://sns.atgames.jp/diary/25461960